サイエンス
2010.06.24

ジェームス・ハンセン博士(左)とロバート・ワトソン博士(右)
6月17日、地球環境問題の解決に大きく貢献をした研究者に贈られる「ブループラネット賞」が、NASAゴダード宇宙科学研究所ディレクター、ジェームス・ハンセン博士(米国)と、英国環境・食糧・農村地域省チーフアドバイザーのロバート・ワトソン博士(英国)2氏に贈られることが発表されました。
「ブループラネット賞」は、財団法人旭硝子財団より、地球環境問題の解決に科学技術面で著しい貢献をされた個人、または組織に対して、毎年2件贈られています。
ハンセン博士は、早期から気候変動問題に取り組み、1987年に、大気のエネルギーの流れを表す"放射強制力"の概念を基に実践的全球気候モデルの開発に成功し、過去の気候モデルから"将来の地球温暖化"を予見、その早急な対策を政府に積極的に提言し、地球温暖化の危険性をいち早く世に知らしめたことが評価されました。
ワトソン博士は、NASA、IPCC、世界銀行など世界的機関において、科学と政策を結びつけ、主にオゾン層破壊を巡る各国政府の具体的な政策立案について、CFC(クロロフルオロカーボン)の50%減少を決めたモントリオール議定書の成立に大きく貢献、その推進に関して、先人的な役割を果たしました。
各受賞に対して、賞状、トロフィーおよび副賞賞金5千万円が贈られます。
受賞者による記念講演会が、10月27日(水)に国際連合大学(東京都渋谷区)で開催されます。
詳しくは、http://www.af-info.or.jp/まで。