国際

ソマリア、生物多様性条約193番目の締約国に

2009.11.13

ソマリアを含むアフリカの角ホットスポットでは、原生生態系の95%がすでに失われた

ソマリアを含むアフリカの角ホットスポットでは、原生生態系の95%がすでに失われた

ソマリアは生物多様性条約への加盟を表明する文書を寄託、2009年12月10日に193番目の生物多様性条約の締約国となる。

ソマリアのブリ・ハムザ環境大臣は、条約への加盟によって国際社会の一員となることが将来の持続可能な発展という自国の目標にも重要な意義を持つと考えている。ハムザ大臣は「わが国は困難な状況下にあるが、ソマリア政府は条約の目標達成に向けた国際的な取り組みに全面的に協力する」と語る。

ソマリアでは過去20年の間に、シクラメンの仲間で唯一地中海地域の外に生息するソマリアシクラメンCyclamen somalenseをはじめ、数百種もの新種の生物が発見されている。また、ソマリアを含むアフリカの角ホットスポットには、絶滅危惧種の数種のアンテロープ(レイヨウ)やアフリカのどの地域よりも多数の固有の爬虫類が生息するが、そこは同時に世界でもっとも破壊の進んだホットスポットでもある。

アーメッド・ジョグラフ生物多様性条約事務局長は、第10回締約国会議の開催を翌年に控えた名古屋での記念行事の最中にこの知らせを受け取った。

ジョグラフ事務局長はソマリアの条約加盟を締約国全体にとって歓迎すべきニュースであると評し、またCOP10のホスト国として着々と準備を進める日本を称えた。更に「国際生物多様性年である2010年に、この条約の下で地球のいのちを守るための195カ国の結集を祝うことができればなんとすばらしいことでしょう」と述べ、すべての国が生物多様性条約に加盟することの重要性を改めて呼びかけた。